全国倉庫事業協同組合 アメリカ研修に社員1名が参加しました。
■アメリカ研修を終えて
全国倉庫事業協同組合アメリカ研修ということで、この度は2017年9月12日から9月18日までの5泊7日で参加させていただきました。
ロサンゼルスは、サンタモニカ・ハリウッド・ファーマーズマーケットなどを歩きました。全体的に言えることで、日差しは強いのですが、全く汗をかきません。気温は日本と変わりありませんが、湿度を感じません。そういった意味では、疲れを気にせず歩けました。
流通事情視察ということで、オーガニックマーケットを8か所ほど回りました。
富裕層向けもあれば、一般層向けのマーケットもあり、それぞれ店舗に特色はありましたが、ロサンゼルスでは特にオーガニックへの関心が強いようです。なぜなら健康に対する意識が高いので、マーケティングにおけるオーガニック食品の占める割合も非常に高いと感じました。
日本では「有機」と一般に呼ばれるオーガニックの基準については
「オーガニック」を認定している
USDA(United States Department of Agriculture)=米国農務省の一機関である
NOP(National Organic Program)なのですが、
この機関が「オーガニック」と認定するための規定は非常に厳しいようです。
簡単に言うと、農作物も動物も3年ないし3世代前から禁止物質を使ってはいけない
ということです。
この厳しい基準をクリアすると、晴れて「USDA」のマークを取得できるようです。
現地のスーパーは農家と直接契約していることが多く、そのためより鮮度の高い
商品を仕入れることが可能にもなっています。
すでに日本でも有機食品についての注目は高いですが、いずれ国民レベルでの意識も上がってくるのではないでしょうか。
ロサンゼルス港湾局を視察しました。南カリフォルニアの製造・流通基地として機能しており、太平洋及び中南米貿易の拠点です。
さすがに規模が大きく、コンテナはレゴのように感じるほどの物量でした。
ロサンゼルス倉庫などで勤務されている日本人の方に話を聞くことができましたが、皆一様に明確な目的と意思を持って渡米されていると感じました。それなりの苦労ももちろんあるようですが、中途半端な気持ちでは現地で働くのは難しいのでしょう。
ラスベガスではマフィア博物館・グランドキャニオン国立公園を訪問しました。グランドキャニオンは、言語を絶する光景にただただ圧倒されるばかりでした。
ラスベガスは24時間眠らない街として有名ですが、まさにその意味を知ることができました。とにかく街全体の娯楽施設のスケールの大きさは計り知れないものがあります。そして我々が滞在していた約2週間後には、あの史上最悪の銃乱射事件が起きることとなりました。
初の海外ということで、それなりに期待と不安がありましたが、同行させていただいた全倉協の方々、ならびにツアーコンダクターさんのおかげで、想像していたよりもはるかに充実したもので、何にも代えられない経験と財産になりました。